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獣医師柴内先生の『にゃるほど犬猫塾』柴内裕子先生/赤坂動物病院院長
日頃より伴侶動物医療に携る一方で、社会活動コンパニオンアニマルパートナーシッププログラム(CAPP)のリーダーとして高齢者や障害者の各種施設や病院、小学校などを動物たちと共に訪問するボランティア活動に幅広く活躍されています。
(柴内先生には、東リ「犬家猫館」 の製品開発の際にもさまざまなアドバイスをいただいております)
獣医師 柴内先生
第13回 「老犬のケアとトイレのしつけ」
老齢犬のケアについて考えましょう
最近は伴侶動物医療も進み、食事や家族のケアも良くなったことで、動物たちの寿命も延びてきました、しかし人の4〜5倍の早さで生活している動物達。愛犬がいつの間にか老齢犬の仲間入り、ということにもなります。特にアウトドアを楽しみにゴールデンやラブラドールと暮らしていた家庭で今、老齢期を迎えて寝たきり老犬と苦労している方も多いようです。30キロを越す大型犬のケアは一人ではとても大変、毎回屋外に排泄のために連れ出すことは不可能です。このようなことからも、大型犬の老後のケアについては、共に暮らす前から考えておく必要があります。
老犬になった時に重要なのが、トイレのしつけ
犬の排泄の場所は習慣となっています。中・大型犬の多くは、室内で暮らしていても、排泄は外という習慣が殆どです。しかし、老犬となって関節炎などで歩行が困難となった時、屋外に連れ出すことは大変です。また、犬は体が不自由でも急に室内での排泄を促すことも難しいものです。このようなことを考えて、大型犬と暮らす場合は、あらかじめ室内でトイレ場所を確保しておくことが必要です。一般的に散歩は排泄が目的の日本の現状ですが、これはマナー違反です。便は持ち帰れますが、排尿あとの始末は困難です。公共の土地、他人の土地を誰も汚してはいけないのです。このような理由からも、子犬の頃から小型犬にも大型犬にも室内でのトイレのしつけをすることが大切です。
去勢手術も大切です
去勢手術はオス犬の外での頻回の排泄を抑制できます。去勢をしていなければ、本能的にソファーやカーテンの裾、お客様の靴など外の匂いのあるものに排尿をしたいものです。更に老齢期に入ってからの性に関わる病気を防ぐことにも役立ちます。そのような意味からも去勢は大切な手術です。
もしもコーナーにおしっこをかけてしまったら…
小型犬の場合は消臭スプレーを使った掃除で何とかなるかもしれませんが、大型犬の場合は戸棚などを全部どかしてカーペットを替えないといけないことになるでしょう。そういった事態を防ぐためにも、共に暮らす前からこのような事態に対応できる素材選びと設計をしてもらいましょう。壁は小型犬で30cm、大型犬と住むのなら50cmの床から立ち上げ施工した腰壁が望ましいでしょう。 この場合もしつけが第一です 。
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