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獣医師柴内先生の『にゃるほど犬猫塾』柴内裕子先生/赤坂動物病院 総院長
日頃より伴侶動物医療に携る一方で、社会活動コンパニオンアニマルパートナーシッププログラム(CAPP)のリーダーとして高齢者や障害者の各種施設や病院、小学校などを動物たちと共に訪問するボランティア活動に幅広く活躍されています。
(柴内先生には、東リ「犬家猫館」 の製品開発の際にもさまざまなアドバイスをいただいております)
獣医師 柴内先生
第17回 「動物との暮らし方を考えましょう」

動物と一緒に暮らすことは、豊かで健康的な暮らしが得られる反面、世話やしつけ、費用面でもある程度負担を伴います。きちんと責任をもってどのような動物となら一緒に暮らしていけるかを、真剣に考える必要があります。今回は動物と暮らすことについて、考えてみましょう。

動物と暮らす前に、生活パターンを考えましょう。

動物と暮らす時にまず考えなくてはいけないのが、飼い主の生活パターンです。
最近は特に多忙な飼い主が多いので、世話の出来る範囲のペットを選択することが大切です。例えば犬と暮らす場合、朝7時に家を出る人が、その前に1時間大型犬を散歩させるのは大変です。同じように夜帰るのが何時になるかわからない人が、遅くに帰ってきて1時間の犬の散歩は難しいでしょう。大雨の日に帰宅しても、室内でジャンプなどをさせて運動不足を補ってあげられる範囲ということも大切です。そのような条件を考えると10kg以上の犬は難しいということにもなります。

犬を選ぶ前に考えておきたいポイント

運動量と時間だけを考えても、このように制限があるように、体格や特性の違いによっても暮らし方は変わります。
時間、体力、経済力。例えば、日ごろの手入れや世話、病気の時の移動などです。このようなことも事前に検討しておく必要があります。また、自分の生活パターンを見直して留守がちであるとか、他に家族がいるのか、誰かにあずけられるか、など様々な条件を考えておく必要があります。

動物と暮らすこと

動物と暮らすことは、難しいこともありますが、良い面もたくさんあります。
子供であれば、0歳児から犬や猫と一緒に暮らすことによって、アレルギーや鼻炎が少ない、情緒が安定する、思いやりの気持ちが育つ、命の重さを理解できるようになる、免疫が確立する、協調性が育つ、非言語的洞察力を育む、言語の発達が良い、などがあげられます。独居の人や高齢者にとっては、その生活のリズムを支えることも分かっています。
動物と暮らす高齢者は、未来の話をして、病院に通う回数が減る、投薬量も減るなど世界的なデータも見られています。
また、動物とふれあうことは、高齢者や慢性疾患、リハビリテーションなどにも有効であることが医学的に立証されて、動物介在活動や療法も一層進められています。

こういうことをふまえて、動物との暮らしは様々な人々の生活を豊かにすることが分かって来ました。そのような効果は、幸せに暮らしている動物たちによってのみ醸成することが出来ます。これから迎えるかけがえのない家族のために、今一度考えてみましょう。

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