犬の場合、一番に多いのは「無駄吠え」です。ところが行動学の中では「無駄吠え」という言葉はないと云ってよいでしょう。犬が鳴くのに各々に理由があります。例えば、要求であったり、攻撃であったり、恐怖、痛みの声であったりと、全て何かのサインです。どんな時に何を表現しているのか、その理由の解決から始めましょう。
次に人や犬などへの攻撃や、飼い主の願っていないところでの排泄です。このような行動も社会化(様々な場面で様々なことに慣れていくこと)が充分に出来ていなかったり、ストレスが多くて排泄の場所を違えたりします。このような問題行動の原因は、80%近くが「運動不足」といわれています。寂しさ、不安、退屈、運動不足等のストレスから散歩で会った人や犬に吠えたり留守中にじゅうたんを噛んだり、カーテンをちぎったり、吠えたり、ものを壊したりします。犬は人と同じように群を作って生活する動物です。家族と共に生活することを願っています。そのためには迎えた日からの家族の対応がとても大切です。
排泄の失敗をすると飼い主は「しつけが出来ない」「いつもまでも覚えない」と思いがちですが、犬にとっては、「自分に注意を向けて欲しい。」「ここは自分の縄張り。」「トイレが汚れているので使いたくない」と様々なサインを出しています。また、本当にどこでして良いのかも迷っていることが多いものです。このような行動はただ叱っていても悪化するばかりです。必ず原因を調べて、犬にも理解出来るしつけを、そして良い行動をたくさん褒めて良い関係を作りながらしつけをしましょう。 |