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にゃるほど犬猫塾

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獣医師柴内先生の『にゃるほど犬猫塾』柴内裕子先生/赤坂動物病院 総院長
日頃より伴侶動物医療に携る一方で、社会活動コンパニオンアニマルパートナーシッププログラム(CAPP)のリーダーとして高齢者や障害者の各種施設や病院、小学校などを動物たちと共に訪問するボランティア活動に幅広く活躍されています。
(柴内先生には、東リ「犬家猫館」 (R) の製品開発の際にもさまざまなアドバイスをいただいております)
獣医師 柴内先生
第66回 今、人気の猫について考えてみましょう

猫は小型の犬ではありません

言葉の通り、犬とは人との付き合いの歴史も習性も大きく異なります。犬は群れの動物として、昔から人に寄り添い、様々な手助けをしてくれていました。
しかし、猫はその本能的動作で人の役に立ち、大切な穀類や書物をネズミの害から守り、その場が住み心地が良ければ、人とは「同居人」のような関係がごく自然に成り立って来ました。最近は特に都市部では室内飼いですが、まだまだ外出自由な地域では飼い主以外の家で食事をもらったり、馴染んだ家々で名前を付けてもらったりしている例もあります。昔から犬は人につき猫は家につくとの例の通り、居心地の良い場所を大切に、言い換えれば地球上の自分の位置を記憶して生活しています。

猫のイメージ

人々が猫にいだくイメージは、マイペース、主従関係ではなく同居人、単独行動、待ち伏せ動物、飼い主が留守がちでも頑張れる、一瞬にして姿を消す上下運動、高い所が大好き、そしてなんと言ってもミステリアスな魅力などでしょうか。気まぐれなところが…良いと言って。

猫の社会化

犬や猫の社会化とは何でしょう。何にでも慣れさせてストレスを少なくすることが社会化です。来客があったり、病院などへの通院や散歩に出た時など様々な場面で人や場所、物事に慣れていればストレスが少なく、周囲を困らせないで愛される理由になります。
猫は室内だけで暮らすので、社会化は必要ないということではありません。
生後2ヶ月位までが猫の社会化に大切な時期です。この頃迄にいろいろな経験をさせてあげることが大切で、最近では動物病院でもキトンパーティなどを開催するところも多くなっています。
病院にワクチン接種で連れて行こうとキャリーバッグを出したら隠れてしまって連れて行けない。というお話を聞くことがあります。
猫にとっては「あのキャリーバッグに入ると痛いことをする怖い所へ連れて行かれる!」と関連付けられているのです。
大好きなご褒美や食事をキャリーバッグの中で食べる習慣を付けたり、最初は少しずつ外出して、電車や車にも乗ってみる。出来れば友人の家などに連れて行き、撫でてもらう。動物病院にも時々出かけて獣医師からご褒美をもらう。など日頃からキャリーバッグや外出に慣れておくことで、病気で動物病院に行かなければならない時や、災害で避難所に一緒に避難しなくてはならない時にストレスが少なくて済みます。しかし猫は大きな物音や急な動きに驚いてパニックになる動物です。外出する際は、安全なキャリーバッグを準備しておくこと、日頃からハーネスや首輪にリードを付ける習慣も万が一の場合の備えとして大切です。

猫と社会貢献

そして、人が大好きな猫に育ったら、一緒に社会貢献も出来ます。
補助犬に代表される社会の中で働く犬ついては認知度も高まり、セラピー犬についてもメデイアで取り上げられる機会も多くなって来ました。
しかし、セラピー猫についてはメデイアで目にする機会は少なく、猫が社会の中で働くことについて、まだまだ認知度は低いのが現状だと思います。
公益社団法人日本動物病院協会のCompanion Animal Partnership Program =CAPP活動では、セラピー猫が大活躍しています。
宅配便の配達の方が来ても、「誰が来たのかな?」と見に行く。病院に行っても診察台の上で獣医さんにスリスリ。このような猫はセラピー猫に向いています。かけがえのない伴侶動物である猫と一緒に社会貢献も考えてみましょう。

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