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ペットと暮らす「住まい」の悩みQ&A

爪研ぎ

築3年目の一軒家に2匹のネコ(オス・メス)と6人家族で、暮らしています。新築の時に、爪が立たないクロスを選びましたが、それでも2匹とも同じ壁の角で爪研ぎをして、クロスが台無しです。嫌がる臭いを付けたりしましたが駄目でした。爪研ぎを防ぐクロスがあると聞いたのですが、教えて下さい。また、他に方法があれば教えて下さい。(雑種 オス 4才)
猫の爪研とぎは、爪の手入れやストレス解消のほか、テリトリーのマーキングの意味もあります。爪の手入れやストレス解消ならば、その子に合った気持ちのいい爪研ぎグッズを用意してあげれば、そこでやってくれます。ところが、マーキングでやる場合には、その場所が重要ですから、他に与えても同じ場所で爪研ぎします。特に出入り口付近や角、また、大好きな家族の椅子や、お気に入りの場所には念入りにやろうとします。これを建材だけでカバーしようとすると、石材などかなり硬質のものでないと傷は防げなくなってしまいます。 対策として、猫は爪の引っかかる凹凸がある壁を好んで爪研ぎをする習性があるので、猫の手の届く(ジャンプ爪研ぎする子はジャンプの)高さまでは、凹凸の少ないツルンとした壁材を選びます。その場合の壁材には高さを自由に設定できる腰壁が便利です。その後、いつも繰り返し行っている場所に爪研ぎアイテムを取り付けてあげます。置き方や角度は、その子と相談しながら変えていきましょう。
うちの寅次郎は、普段はおとなしく、問題はないのですが、なぜか布製の家具で爪研ぎをしてしまいます。そのせいで、ソファの肘掛などはすぐにボロボロです。カバーをかけてはいますが、その上からとか、ちょっとでもずれているとつかさず研いでいます。どうしたらよいのでしょうか。 (雑種 オス 13才)
今与えてもらっている爪研ぎより、その肘掛の刺激が魅力的な他に、爪研ぎをする方向が関係あるかもしれません。男の子は壁に体を伸ばしてやることが多いのですが、寅次郎さんはどうでしょうか。壁方向がいいのか、床方向がいいのか。今ある爪研ぎの方向を見直してみてください。 現在の場所は、一時的に暫くツルンとしたシートやガムテープ等で彼が触るとべたべたするようにします。単純に防御するのではなく、爪研ぎの対象を入れ替えるという形で新しい爪研ぎを寅次郎さんと一緒に検討しましょう。 爪研ぎは好みがあるので、沢山の種類を寅次郎さんにプレゼンテーションしないとならないかもしれませんが、お互い根気よくやるしかありません。 爪研ぎの種類は市販のもの以外も試してみてください。木なら皮や縦に木目があるもので、松などの柔らかい針葉樹。ただし、ヒノキなどは香りがよくても猫には不評です。籐で編んだものも人気がありますが、籐家具があるお宅は区別が付かなくなるのでやめましょう。同じ理由でカーペットもさけます。ただし、飼い主さんと絆が強い子ほど、刺激を求める以外の意味で、飼い主さんの匂いがある椅子や服にこすり付け、爪研ぎをします。これは不安やストレスがあった場合に行われることが多いようですが、匂いの交換で絆を確認したり癒やされている場合もあります。この場合、残念ながらお気に入りのソファは、人が妥協しないとならないでしょう。
猫を二匹飼っています。それぞれ別々の場所で爪とぎをするので、爪とぎ器を置いていない場所もガリガリされてしまいます。爪とぎ器はどこに置けばいいでしょうか?
爪とぎ器は、猫にとってマーキングが必要な部屋の出入り口、目立つ角や柱などに置くのがいいでしょう。その他にも、猫の普段の様子を見ながら、爪とぎしたがる場所を見つけるようにします。多頭飼育の場合は壁で爪とぎする確率が増えますが、同じ猫でも壁と床を使い分ける猫もいます。場所だけでなく、たとえばカーペットで爪とぎする猫の場合は、布など編みこんだタイプの爪とぎ器を選びましょう。