1. 犬家猫館.com
  2. ペットと暮らす「住まい」の悩みQ&A

暮らしに役立つ情報がいっぱい!

ペットと暮らす「住まい」の悩みQ&A

床のすべり

5歳のミニチュアダックスの男の子です。背骨付近の炎症のため後ろ足が少し不自由です。フローリングではすべってしまって腰に負担がかかるので床に何か敷きたいと思っているのですが、カーペットやラグなど布物には必ずといっていいほどおしっこをしてしまいます。すべりにくく、おしっこなどを簡単に拭き取れる床材はありませんか?(ミニュチャダックスフンド オス 5才)
既に関節などに疾患がある場合、すべりよりも歩行時の衝撃緩和を重点に考えることが必要です。 濡れた部分だけを取り外して洗えるパネル式のカーペットなら衝撃も緩和でき、しかも衛生的でおすすめです。水濡れ対策を重視するようならば、クッション性のあるクッションフロアと呼ばれる化学床類をカーペット代わりに敷くのも方法です。重歩行用でない2、3mm厚以上のものがおすすめです。ただし、猫のように鋭く尖ったままの爪などには傷が付きやすいので、健康のためだけでなく床材のためにも爪のお手入れはマメにしましょう。
戸建の屋外で放し飼いにしています。庭の中を自由に走り回り元気でいましたが、1年前頃から足に外傷も無いのに片足(左前足)をびっこを引くようになりました。ちょうど1年前頃に小屋を建て直しフローリング仕上げにしましたが何か関係がありますか?以前はパイル地のカーペットでした。(ダックスフンド メス 12才)
すべりやすく、硬質で踏み込み時の吸収性がない床は、前脚に負担がかかっている状態です。できれば、以前のようにカーペットを併用してあげるといいでしょう。 フローリングにも色々種類がありますが、硬質なタイプを避けても、ものによっては柔らかさでササクレができやすく、怪我をする可能性があります。目地の部分などに棘状のササクレが無いかチェックしてあげてください。
大型犬2頭を室内飼いしています。体重があるので足がすべると足腰の関節に負担がかかり、将来的に心配です。何かよい床材はないものでしょうか?(ゴールデンレトリバー メス 7才、レオンベルガー メス 3才)
体に負担がかかる大型犬の場は、特に表面的なすべりより歩行時の衝撃の緩和を重視する方がいいでしょう。洗えるカーペットを上敷きするのがよいのですが、クッション性のあるクッションフロアと呼ばれる化学床類もメンテンスがしやすく、爪の食い込みだけでなく歩行時の衝撃も緩和し、体に優しいのでおすすめです。引掻き癖のあまりない子ならばクッション性を重視し、重歩行用以外の2、3mm厚以上のものがよいでしょう。 その他、タイルを含めた石床や化学床でもホモジニアスなどの硬質系床の場合は、グリップがきく表面の凹凸が多いもの。木床ならば、ムク材やコルク材がおすすめですが、汚れに弱く、爪による傷に弱いのが難点です。汚れ対策や表面強化でコーティングの強固なものはほぼすべりやすいので、ワックス仕上げ程度のものにしておきましょう。 石床・木床共に、肉球からの汗、大型犬ならば涎による臭いや汚れに対処するため、ある程度の撥水処置がされたものでないと、メンテナンスの点だけなく、臭いの定着により犬自身へのストレスに繋がるので注意しましょう。
和室以外はすべてフローリングなので、走る時は後ろ足をすべらせています。いつか怪我をしないか心配です。コルクがよいと聞きますが、通り道だけでは端を噛んで悪戯するのでは?と思います。やはり全体に張るべきなのでしょうか。(シーズ オス 8才)
後脚ばかりでなく、振られた腰に前脚を踏ん張らせることになって、前脚にも負担がでてしまいます。早めに対処してあげましょう。 コルクタイルなどで、エンドパーツがない場合は、悪戯以外の影響でも崩れますし、敷き詰めた方が確かに安心です。そして、もともと傷に弱い建材のため製品は色々と表面強化されていますが、あまり表面が硬質になっているものは現状と同じです。気をつけましょう。 歩く場所への部分使用には、音や衝撃を吸収し、メンテナンスのしやすいパネルカーペットがおすすめです。ただし、ループパイルタイプで端部がしっかり処理されていないと、端部からほどけてしまうことがあります。カーペット・コルク共にラグ状に活用する場合は端部にエンドパーツが取り付けられるものであると安心です。 カーペットでは狼爪を引っ掛ける心配がありますので、ループがあまり大きくないカットタイプのものか、ループの目が詰まったものを使ってあげましょう。