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金巻先生のわんだふるな住まいの知識

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第74回 犬の隠れ家とトイレ場所の違い

犬や猫にとって魅力的な隠れ家とは

室内で生活する犬猫にも、室内で個人空間となる隠れ家を確保することをお勧めしています。ホコラ状の窪みの場所は、小さい動物である犬猫が、人という大きな動物と共同生活するのに、魅力的な隠れ家になります。第12回の「和室に入りたがる犬や猫の行動について」の「犬や猫にとっての快適なハウス」でも触れましたが、特に犬の場合は、壁面収納やカウンター下を隠れ家として有効活用するということを提案してきました。人にとっても、ベッドやケージが人の歩行の邪魔にもならず、使いにくい収納の下部を有効活用しながらも空間をすっきり見せられるなど、都合がよいものです。実例も多く見られるようになりました。収納下部の利用は、ベッドだけでなく犬猫のトイレの場所にもされる事も多いですね。トイレとした場合には、隠れ家(寝床)として利用する場合と快適なサイズが変わってきます。

隠れ家・トイレの高さに注意

寝床用とトイレ用の場合では、広さはもちろんですが、一番重要なのは高さです。
寝床に利用したい場合は、耳がぶつかったりする、頭をかがめる高さでも快適に使えます。むしろ、屈むぐらいが安心の場合もあります。しかし、トイレの場合は、頭の上に十分な空間が欲しくなるようです。耳が天井に触れただけでも、不快感から設定したトイレの場所で排泄してくれなくなるので、気をつけたいところです。
トイレの空間の高さの目安は、そのコが座って背筋を伸ばした状態で、床から頭の高さを基準に、1.5倍以上の高さを最低とします。小型犬だと低く設定しがちですが、人がメンテナンスしやすいように、50cm以上は確保したいですが、奥行きがあるほど高さを上げておかないと、手を伸ばしでのメンテが不便になるので気をつけましょう。
犬としては、排泄は食べる場所や寝る場所からはできるだけ離れた場所で行いたいので、サークル状の空間を作った場合も、ベッドとトイレは並べるのではなく、対面にあると使いやすくなります。また、この空間ではトイレシーツを使用していても、シーツの周辺や壁にも汚れが付着する可能性があります。衛生管理のために、第67回の「隠れ家にも空気の流れを−下部空間を隠れ家にする際の注意」でもご紹介したような、空気の流れと消毒や水拭き掃除がしやすい建材で仕上げをしておくと良いでしょう。

profile
金巻とも子/一級建築士
一級建築士事務所 かねまき・こくぼ空間工房 主宰。動物との暮らしをテーマにした建築設計と、環境コーディネーターとして活動。集合住宅でのペット問題から、5分でできるお部屋の環境改善と楽しい工夫まで、研究提案を行う。現在、工学院大学建築学部客員研究員として、学術研究も進めている。
著書に「犬・猫の気持ちで住まいの工夫」「マンションで犬や猫と上手に暮らす」など。
(金巻先生には、東リ「犬家猫館」(R) の製品開発の際にもさまざまなアドバイスをいただいております)
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