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金巻先生のわんだふるな住まいの知識

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第8回 快適な半屋外の空間づくり
犬を屋外で飼育する場合でも、家族とのコミュニケーションスペースとしてコンサバトリー(サンルーム)などをリビングに接して設置し、半屋内状態にすることもあります。屋内飼育の場合でも、ここを犬用のブースとして使用することもあります。犬や猫たちが寒い時期でもゆったりと日向ぼっこをしている姿は、とても気持ちよさそう。しかし暖かくなる時期には、注意すべきことがたくさんあります。今回は、反屋外の空間を作る場合に気を付けたい注意点をご紹介します。
1 急激な温度変化に注意
コンサバトリーの壁や屋根に、温室のようにガラスなどの透明な素材が使われている場合、温度の変化が極度に出てしまいます。寒い時期、太陽の陽射しが当たっている時は日光浴が楽しめて快適ですが、夏場は室内以上に温度が上がります。
これまで、犬のハウス(居場所)を設定する場合は窓際を避けるようにと繰り返してきましたが、それは、犬も猫も一日の急激な温度変化が苦手なためです。特に犬は、寒さよりも暑さに弱く、夏場に温室のようなスペースに閉じ込めてしまう状態は非常に危険ですので避けてください。
2 コンサバトリーで快適に過ごせるために
暑くなれば移動ができるよう、出入りが自由にできる形にしましょう。風通しが良いように窓や開放部分があるようにし、シーリングファンなどの設置で熱がこもらないようにしておくことも大切です。オーニングやロールカーテンなどで直射日光を軽減する方法も良いでしょう。また、コンサバトリーをウッドデッキの上に設けた形のもののように、床下から風通しがあるデッキオンタイプのものを選んであげるのもおすすめです。
3 温度対策のいろいろ
コンサバトリーでも、2面以上が居室に囲まれ屋根に断熱処理が施されたものであれば、全面がガラスに囲まれた温室のタイプのものよりも、極度な温度変化はありません。しかしもうひと工夫は必要です。
人間ほど汗腺が発達していない犬や猫たちは、暑い時にはお腹を冷たい場所にくっつけ、上がりすぎた体温を冷ましたりするもの。例えばひんやりとした玄関のタイルを好む場合もあります。そういった場所を、窓から離れた奥まった場所に作ることが良いでしょう。石やタイルを床に敷いたブースを設けてあげれば、自分で涼むことができます。また壁を珪藻土などにし、この部分に霧吹きをすると、壁付近は気化熱(水が蒸発するときに熱を奪う)の作用でひんやりとした感覚も得られます。
金巻とも子/一級建築士
大手建設会社にて集合住宅を中心に企画設計・施工管理などを担当。独立後は設計業務のほか、動物との暮らしをテーマに建築コーディネーターとして常に第一線で活躍されています。
(金巻先生には、東リ「犬家猫館」 の製品開発の際にもさまざまなアドバイスをいただいております)
金巻とも子
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