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金巻先生のわんだふるな住まいの知識

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第12回 和室に入りたがる犬や猫の行動について

犬猫共に「ハウス」が重要であることをお話しいたしましたね。日常の犬の居場所、「ハウス」が置かれている場所は、一般的には家族が集まるリビングになると思います。しかし、家族が一緒ならば安心と言うわけではありません。今回は和室に入りたがる犬や猫の行動についてご紹介いたします。

和室に入りたがるには理由があります

こんな御相談を、あるシーズーの飼い主さんから受けた事があります。
「和室の襖を開けようとして傷つけるのです。丈夫で開けられないようにしたいのです」
もちろん丈夫な襖の仕上げや、勝手に扉を開けられないようにする方法はあります。しかし、この行動にその子の訴えがある事に家族は気がついてあげる必要があります。
調べると、雷や車の音に怯えて和室の中の押入れに入りたがっている事が分かりました。来客があると興奮して落ち着かないという事もあるようです。

和室

犬や猫にとって快適なハウスとは

こういった場合、体が包まれる丁度いいサイズの「ハウス」をもらえていない事が多いようです。そこで、「ハウス」の形状を確認すると、やはり、クッション状のベッドだけでした。また、場所も窓から近く、大きな車が通ると気になるようです。
 家族にしてみれば、いつも家族の輪の中に入れるように、日当たりのいい場所に可愛いベッドまで与え、大切にしていたつもりでした。ところが、この子にしてみるともう一つ足りなかったのです。

ハウスの設置場所にも工夫を!

犬にとっては、「ハウス」は何かあった時に落ち着くための「引きこもりスペース」。この子は特に臆病な子だったようですから、これがとても重要だったのです。
逃げ込めるスペースが無いから、大きな音がして怖かった時、潜り込める場所を探して和室の押入れに入っていたのです。まずは、安全な場所として体にあった「ハウス」を与えてあげる必要があるのです。扉の変更や、トレーニングで雷が怖くないと教えてあげるのはその後です。

怖い事や不審者が来たときに、自分で落ち着くことさえできれば、興奮して走ることも、吠えて鳴き止まないという事も減ります。実際、ベッドの場所を移動しただけでもこの子はだいぶ落ち着きました。
入りたがる場所が「和室」というところもポイントだったようです。実は、これに似た話は犬だけでなく猫でも多いのです。つまり、犬も猫も家族の集まるリビングの横で、静かでほんの少し暗い場所が落ち着くわけです。そういった所を探してあげましょう。

ハウス例

profile
金巻とも子/一級建築士
大手建設会社にて集合住宅を中心に企画設計・施工管理などを担当。独立後は設計業務のほか、動物との暮らしをテーマに建築コーディネーターとして常に第一線で活躍されています。
(金巻先生には、東リ「犬家猫館」 の製品開発の際にもさまざまなアドバイスをいただいております)
金巻とも子
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