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金巻先生先生のわんだふるな住まいの知識

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第56回 猫のための通路アスレチック〜その3〜低い位置

渡り廊下やキャットタワーを使った猫アスレチックは、人の住宅内という限られた空間でも、視点の高さを変える事で空間を倍増することのできる工夫です。複数の猫が同じ空間で生活していても、猫達はこの高さを活用して上手に空間を分け合うことができるすばらしい工夫です。
しかし、何も猫の空間は何もお部屋の高い場所ばかりではありません。猫達は犬と同じく、床も楽しんでいます。
仔猫の時にはまだ階段や高い場所に上がると言うことができませんが、低い場所ではたくさん運動をします。家具の隙間など、すり抜けるような狭い通路状の空間が、大人になっても大好きです。高齢で足腰が弱くなり、高い場所への上り下りがおっくうになってきても、こうした刺激空間を確保してあれば、運動不足からの無気力を払拭することになると思いますよ。

低い場所にも猫のアスレチック空間を

高齢猫や仔猫でも楽しい、低い場所にも猫のアスレチック空間をつくってみませんか。ソファーの下をホフク前進したり、まるで忍者のようにソファーの裏地にしがみついての遊び方をする子には、特にお勧めです。

例えば、本の収納をする窓辺の細長いスツールです。「スツールを使った隠れ場所」で、収納の機能があるスツールの一部を、犬と猫用の来客時用の「隠れ席」となるように造った例をお話しましたが、長いものなら、猫用のアスレチック機能を持たせられるのです。

スツール全体は横長ですが、中は構造上仕切りで数区画に区切られます。仕切りにくぐり穴を付ければ、箱の中でくぐり抜ける行動活動ができて、猫の楽しい空間です。区画のひとつにベッドを置いてあげれば、隠れ家スペースになります。腰掛け板はフタにしておくと、開けて楽に掃除もできます。また、簡易な箱に入れてみると収納する本と、抜け毛の掃除もしやすく、整理が楽になるでしょう。

ダンボールで簡単に創れる通路空間

このようなスツールのような大がかりな工夫は、ちょっと勇気がいりますね。また、低い場所でもうちのコが喜んでくれるものか不安にも成るでしょう。そこで、段ボールがいくつか集まったような時、試しに自作してはいかがでしょう。段ボールに穴を開けてつなげると、箱状の通路空間は簡単に創れます。そのコにとって、また、そのお宅のライフスタイルで、低い場所のアスレチックに効果があるのかどうか、簡単に試すことができます。

profile
金巻とも子/一級建築士
一級建築士事務所 かねまき・こくぼ空間工房 主宰。動物との暮らしをテーマにした建築設計と、環境コーディネーターとして活動。集合住宅でのペット問題から、5分でできるお部屋の環境改善と楽しい工夫まで、研究提案を行う。現在、工学院大学建築学部客員研究員として、学術研究も進めている。
著書に「犬・猫の気持ちで住まいの工夫」「マンションで犬や猫と上手に暮らす」など。
(金巻先生には、東リ「犬家猫館」(R) の製品開発の際にもさまざまなアドバイスをいただいております)
金巻とも子
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犬・猫の気持ちで住まいの工夫 ・「犬・猫の気持ちで住まいの工夫」

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