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金巻先生先生のわんだふるな住まいの知識

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第58回 住み替え時にストレスを軽減するポイント

住み替え、というのは人生でそう何度も迎えるものではありませんが、転勤などで新しい住まいを探さなくてはいけないこともありますね。犬や猫がいる家族では、住まい探しにもポイントがありそうです。
新しい住まいが、以前と同じような間取りに思えても、周辺環境によっては、大きく影響されます。引っ越してから落ち着きがなくなった、吠え癖が出てきたなど、今までにみられなかったような困った行動を起こすこともあるので、周辺環境も合わせて検討しておきます。

犬に刺激の少ない間取りとは?

新しい住まいは、できれば、玄関からリビングが多少なりともが離れている間取りを選びましょう。玄関という場所は、扉越しに外空間の様々な音が入ってきます。マンションですと、玄関扉の外は共用廊下であり、隣近所の方が扉のすぐ横を通って歩いています。公共空間ですから話ながら歩いていることもあります。そういった物音は気になりやすく、悪い刺激になる可能性があるので、気をつけたいところです。少しでも刺激を減らすには、玄関扉を開けると、中は玄関ホールになっており、廊下は折れてリビングへ進むプランがおすすめです。

開放性のある環境では配慮が必要

また、角地の戸建てやマンションでは妻側住戸という、3面に開放性がある環境は快適ですが外部刺激という要因が増えることにもなります。特に戸建てで道路が交差した角地に建てられた住宅は、注意が必要なのです。
ある、両隣があるタイプのお宅から、角地の家にお引っ越しされた犬のご家庭で、犬が夜間の外の物音に戸惑う様子が見られた、という報告を受けたことがあります。
角地や妻側住戸では、開口が二方向取れる位置にリビングが配置されていることが多いですね。採光や通風が二方向からら取れて好まれますが、刺激も二方向から入ってきます。道路のような公共空間に接していれば気をつけましょう。外では、家族の生活とは無関係に活動がなされて、内部にもその気配も入ってきます。リビングが犬の主たる生活の場所にされていることが多いでしょうから、そういった周辺環境に慣れるまでは、家の中でも人が気配りをしてあげるべきでしょう。

飼い主自身が新しい環境に慣れる

前回の「住まいメンテナンスする時の配慮」でもお話ししたように、生き物にとって、一番大きなストレスは、慣れた環境が変化することです。飼い主自身が新しい環境に慣れて落ち着いて暮らすようになると、犬も自然と落ち着きを取り戻しますから、焦らずゆっくりと時間をかけて、新しい「我が家」を一緒に作ってくださいね。

profile
金巻とも子/一級建築士
一級建築士事務所 かねまき・こくぼ空間工房 主宰。動物との暮らしをテーマにした建築設計と、環境コーディネーターとして活動。集合住宅でのペット問題から、5分でできるお部屋の環境改善と楽しい工夫まで、研究提案を行う。現在、工学院大学建築学部客員研究員として、学術研究も進めている。
著書に「犬・猫の気持ちで住まいの工夫」「マンションで犬や猫と上手に暮らす」など。
(金巻先生には、東リ「犬家猫館」(R) の製品開発の際にもさまざまなアドバイスをいただいております)
金巻とも子
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