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金巻先生先生のわんだふるな住まいの知識

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第59回 犬や猫のための花粉対策

特にアレルギー体質ではなくても、花粉症には困っている、という方は多いのではないでしょうか。実は、花粉症は、人だけでなく犬や猫にもあります。

皮膚が弱い犬種では、花粉の刺激にも注意

犬猫の花粉症の症状は、クシャミや咳といった呼吸器にでるよりも、お尻や口目の周りの毛の薄い部分の皮膚の炎症がよく見られます。皮膚疾患は、犬のかかりやすい病気ですが、フレンチ・ブルドックやバグなどの特に皮膚が弱いとされている犬種では注意が必要です。弱い部分から負担を受けやすいので、刺激物質が触れることも気をつけなくてはいけません。

花粉やホコリを持ち帰らない

人も犬猫も、免疫力を下げないためには、食べ物はだけではなく、空気にも気を配りましょう。空気は呼吸して体に取り入れるだけではなく、皮膚にも直接触れてくるものだからです。室内の健康な空気を維持するために、ヨゴレの原因であるホコリや花粉を持ち帰らない、というのも対策の一つです。
すでに花粉症の症状が出ているのであれば、花粉を家に入る前に取り払ってしまうことが特に重要になります。玄関前でさっと体をブラシなどで払って入ると良いでしょう。もちろん、お散歩で外出した犬の体にもついています。犬の毛について持ち込まれる花粉も忘れずに対処しておきましょう。
花粉の払い方は、つぶさないよう、ふんわり行うことが大切です。花粉自体は大きい物ですが、破裂して微細な花粉アレルゲンとなるためです。人は柔らかいブラシでサット払えばよいですが、毛に覆われた犬の場合は難しくなります。ブラシではよほど気をつけないと花粉を毛の中に押し込んでしまうからです。また、花粉は水に濡れるとはじけやすいので、足ふき用ウエットティッシュで体まで拭いたりもしない方がよいようで、対処には神経を使います。

外出時にはジャケットが便利

そこで、触れずにすむように、花粉の多い時期は犬達も外出時にジャケットが便利ではないでしょうか。ジャケットの布のテクスチャーは、花粉が着きにくいよう凹凸の少ないツルッとした素材が、人の物も犬の物も好ましいようです。
お散歩から帰ってきたら、玄関外で花粉をつぶさないよう、人は軽くブラシで体の表面を払い、犬のジャケットはそっと脱がせます。脱いだジャケットは叩かず擦らず、そのままお洗濯してしまえれば安心です。小さなランドリーボックスがあると便利ですね。脱いだらクルっと丸めて放り込こみ、室内に花粉をまかない状態で洗濯機まで運んでしまえます。玄関や勝手口まわりに、ブラシやランドリーボックス用の収納を整備するというのは、人と犬猫の健康管理にも効果的なのです。

profile
金巻とも子/一級建築士
一級建築士事務所 かねまき・こくぼ空間工房 主宰。動物との暮らしをテーマにした建築設計と、環境コーディネーターとして活動。集合住宅でのペット問題から、5分でできるお部屋の環境改善と楽しい工夫まで、研究提案を行う。現在、工学院大学建築学部客員研究員として、学術研究も進めている。
著書に「犬・猫の気持ちで住まいの工夫」「マンションで犬や猫と上手に暮らす」など。
(金巻先生には、東リ「犬家猫館」(R) の製品開発の際にもさまざまなアドバイスをいただいております)
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