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金巻先生先生のわんだふるな住まいの知識

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第60回 空気清浄機の効果的な配置

犬や猫と暮らしている家庭では、ニオイが悩みの種ですね。空気清浄機や空気清浄効果のあるエアコンを使われている方も多いでしょう。家庭内の「空気の質」を高めるために、空気清浄機の効果的な使い方について、今回は考えてみましょう。

空気清浄機は玄関に置くのもお勧め

空気清浄機をリビングや寝室に置いている家庭が多いですね。私は、リビングと寝室、そして玄関におくのをお勧めしています。玄関というと、不思議がられることが多いですが、花粉など外部から入ってくる汚染物質も多いので、入り口で対処しておきたいからです。
花粉を室内に持ち込まないための提案を「犬や猫のための花粉対策」で触れましたが、玄関の外で取り切れずに持ってきた花粉も、入り口でできるだけ除去しようと考えれば、玄関ホールにも欲しくなるのです。玄関には、犬の足ぬぐい(洗い)のためのグッズや、雨具が置かれる事が多いので、ニオイ対策にも効果的でしょう。

空気の流れを考えて設置する

リビングなどの広めの空間では、エアコンなどの関係を考えた置き方で効果が変わってきます。
冷房時は、エアコンの下。暖房時はエアコンの向かい側の壁際に置くと効果的です。壁付けの一般的エアコンでは、冷房時は天井と平行に空気が吹き出され、向かいの壁に当たって流れる気流を作ります。空気清浄機は、床置きされることが多く、低い位置で汚れた空気を吸い込み、上から吹き出し、下から上へという空気の流れを作っています。ですので、冷房時はエアコンの下付近に空気清浄機を置くと、室内の空気循環が効率的になるわけです。暖房時は、エアコンは暖かい空気を床面に吹き出しているので、向かい壁側の空気清浄機を置くと、空気の流れが良くなります。
悪臭は、一般的に空気より重いものが多いので、空気が動いていないと床面近くに溜まります。だた、空気が動いていれば空気中に拡散していくので、室内の上昇気流に乗ってホコリなどの微粒子と一緒に、天井近くに上がってしまいます。空気清浄効果があるエアコンを使っていれば、室内上部でのニオイのある空気をきれいにし、低い位置でのニオイは空気清浄機が吸い取って処理する、という流を作って空気を清浄化してくれるので、効率のよい空気清浄ができるようになります。

壁に染み込んだニオイへの対策

湿度が高い季節に部屋が匂うということがありますが、これは、壁に吸着されたニオイが空気中に押し出されるからです。ニオイの分子はだいたい水蒸気と同じくらいの大きさで、湿気が多い日は壁に染み込む水蒸気に押し出されて、室内に放出されるのです。ですから、これを逆に利用して、湿度が高いときに、除湿すれば、壁に染み込んだニオイまで除去することができるわけです。
ニオイは、発生したら換気で外部に排出するのが基本ですが、冷暖房が必要で窓を開けられない季節には、上手に空調設備も活用しましょう。

profile
金巻とも子/一級建築士
一級建築士事務所 かねまき・こくぼ空間工房 主宰。動物との暮らしをテーマにした建築設計と、環境コーディネーターとして活動。集合住宅でのペット問題から、5分でできるお部屋の環境改善と楽しい工夫まで、研究提案を行う。現在、工学院大学建築学部客員研究員として、学術研究も進めている。
著書に「犬・猫の気持ちで住まいの工夫」「マンションで犬や猫と上手に暮らす」など。
(金巻先生には、東リ「犬家猫館」(R) の製品開発の際にもさまざまなアドバイスをいただいております)
金巻とも子
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